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#南区大寒波!特注クールブルー色#石州瓦#S瓦45判#葺替
2023年01月9日
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広島屋根瓦0120828278やねやねなっぱ
広島 屋根 瓦 修理 補修
7寸勾配の34.9°。10寸=1尺=45°勾配=矩勾配かねこうばい=掛け屋根かけやねかねやね=傾斜屋根けいしゃやねけしゃやね≒直角二等辺三角形。平成18年3月10日付の通達「「労働安全衛生規則」足場先行工法に関するガイドライン」3)では、「屋根足場なしでも屋根修理ができるケースを除いて、屋根勾配が6寸を超える場合に屋根足場の設置」が推奨されている。
10寸進んで10寸上がると45°。10寸進んで1寸上がると…
1寸=5.7°、3寸=16.7°、6寸=30.9°。急勾配になればなるほど伸び率が上がり屋根の面積が広くなる。10寸の矩勾配になると1寸の約1.4倍の面積になる。真上から見た航空写真の場合、見た目は同じでも、1寸屋根と10寸屋根で面積が約1.4倍違うことになる。
4寸=21.8°
間違えやすいのが1寸=4.5°と勘違いすること。10寸進んでここは0.8寸上がり、ここは0.7寸上がりというように10寸進んで一定寸の長さで上がらなければ意味がないので、4.5°勾配という考えはしない方がよい。
歩いたらすぐ割れるコロニアルカラーベストは屋根材ではない。今頃の枠組壁ツーバイフォー工法の新築戸建て住宅はコスト削減、効率重視のため、高級(恒久)である焼物の釉薬瓦はディベロッパーや建設会社も手が出せない。今頃の新築は残念なことに枠組壁工法、通称2×4工法で安価で細い外材木材にコンパネを貼り付け、短い工期でさくっとつくる一種の木質パネル式工法になっている。細い木のため、カラーベストコロニアル等軽いセメント樹脂材で屋根を形成するようにもっていっている。屋根業界の中では周知だが、カラーベストコロニアルは運送過程と荷下ろし過程の段階でヒビが入っていることが多く、ヒビが入ったものをそのまま使ってしまうことが多々ある。そのため低勾配のカラーベストコロニアル屋根は雨が侵入していることが多く、下地コンパネが腐っていることが多い。勿論雨漏りも多い。屋根材の選択を間違えると将来数百万円単位で損をすることになる。コストの面から建売り住宅なら致し方ない部分もあるが…
葺き替えは2日3日で終わるポン付け作業ではなく、半月〜1か月の間神経を張る作業。天気予報、雨雲レーダー等自然との戦いであり、最大は自分との戦い。雨樋工事も入れると2か月近い戦いの始まり。
特注カラーのクールブルーS瓦。1300℃近くで焼き上げる石州瓦は日本を代表する瓦。塗装不要且つ耐久性50年〜100年の国内最高峰。安い素材のカラーベスト等セメント樹脂系材料は10年〜15年に一度塗装をしなければならず、30年で約200万円以上塗装にお金がかかる。それだけではなく、苔が生えやすく、その苔が雨樋に詰まりオーバーフローすることが少なくない。
ステンレス針金はプライヤーの根本で切れる
地デジ、BSCSアンテナ撤去
胴縁ではなく貫板
よく、カバー工法といってコロニアルカラーベストの上から瓦を追葺するようなことをうたっている業者がいるが、重量鉄骨住宅ではなく3寸5分木造住宅の場合は、おおちゃくしてコロニアルカラーベストを撤去せず瓦を上から追葺した場合、過積載、過重量による柱の歪みでドア開閉ができなくなったり、石膏ボードやクロスが破損したりして、損害賠償による裁判になることがある。雨漏りさせるのは論外。
ケラバ捨て谷すてだに水切板金
新築のときにどうしても設置するようになっていることが多い天窓トップライトは雨漏りしやすいため撤去
石膏ボードを割らずに胴縁を撤去
絶対に石膏ボードを割らないように!
お客様のご希望の檜野地板屋根板
わしが瓦職人じゃっ!(笑)
軒はスターターを貼っている
スターターの下には水切板金があり、水をシャットアウト。波板施工の場合は水切板金は使わない。効率の悪い波板は手間と時間がかかり簡単そうにみえて実は難しい。
工事途中で日を跨ぐ場合、ルーフィングやブルーシートが捲れないように瓦桟木かわらざんや屋根板を縦にして釘や屋根足場やねあし圧縮あっしゅくで止める。横に止めると雨が降ったときに水が溜まり雨漏りする
ユニパー製瓦揚げ機ウィンチウインチ
10年に一度といわれる大寒波でも文句を言わず一生懸命仕事をしている
おおちゃくに上から投げればいいのではなく、近隣の方に事故や怪我や騒音、埃の問題を出さないように、なるべく割らずに下で手渡しして丁寧に処分。
以前、米国企業が特許を持っていたスノボーのウェア素材があり、それを応用した高級ルーフィング。水は弾くが通気性がある”通気エコルーフ”。アウトドアスポーツブランドColumbiaのオムニテックっぽいもので水は水玉になって流れる。通気性ゼロのムレムレになるGORETEXっぽくはない!
ルーフィングは軒、下からタッカーというホッチキスみたいなもので重ねながら止めていく。大寒波の大雪やみぞれ、雨に備えブルーシートを貼る
釉薬部が割れないように置く
瓦を1束ずつ上げるのは気が遠くなる
15㎜瓦桟木。この瓦のタイプの縦割りは262㎜ピッチ
瓦もただ置くだけではなく、計算された置き方
地瓦は瓦用ステンレス50㎜釘で打つ。今回は総止め
こうやってね、こうやるんよ。
はいっ!トンットンッパリンッあっ…
この瓦のタイプの横割りは275㎜〜285㎜ピッチ
この邸宅は285㎜ピッチで横割りを行いました
耐震棟工法強力棟仕上
今回は170㎜で瓦折れカット
瓦折れカットの粉塵ですべる
45㎜角垂木をビス止め
いちいち指示しなくても考えて仕事をしている。喉が乾いたとか腹減ったとか一切言ってこず、仕事と思って仕事を全うしている。
シルガード≒南蛮漆喰、シルガード土で隙間を左官
7寸丸冠瓦がんぶりを65㎜パッキンステンレスパワービスで止める
最近は残念なことに熨斗瓦を使う施工が少なくなっている
瓦の仕事は楽そうできつい。そのため瓦職人が減っている。写真で見るのと実際やるのは雲泥の差。
きつい瓦の仕事を楽しんでいる!
S瓦の場合唐草瓦の地瓦の部分に竜の背中面戸を広小舞に打ち付けることでスズメや蜂が入らないようになるし見栄えもよくなる。
水切板金カット
腰が痛いにもかかわらず一生懸命仕事をしている
一生懸命仕事をしていたら雑念がよぎらないし文句が出てこない
この邸宅のように木造枠組壁工法(通称2×4工法ツーバイフォー工法)の新築やあまり古くない家は2×4の細い木にコンパネを貼り付けてつくるため、モルタルや割ができているため真っ直ぐにできる!比較的簡単!
この邸宅ではありませんが、木造在来軸組工法の築40年以上前の家の補修は柱が歪んでモルタル壁が荒いので難しい!なかなか真っ直ぐにならないしコンパネ追貼やケラバ板金設置、小板瓦使用というようにかなり大変。当時の大工さんも次から次に仕事が入っているため突貫工事になり、破風板でごまかして真っ直ぐに見せている家が多い。かなり荒い仕事の上、左官屋さんもそれを基準にするため、モルタル壁がうねっているので、瓦の葺き替えは想像以上にごおなことが多い。しかし、今頃の枠組壁ツーバイフォー工法よりも昔の在来軸組工法の家の方が格段に強度は高い。最高に強いのはRC鉄筋コンクリート造、その次がS鉄骨造(重量鉄骨や軽量鉄骨)、2つを織り交ぜたSRC鉄骨鉄筋コンクリート造も強い。木造よりも値段は高いが、鉄筋や鉄骨、溶接建築の方がはるかに強度は高い構造物です。
一体型風切瓦、一体形袖。屋根周囲部の唐草の地瓦と風切瓦は65㎜パッキンステンレスパワービスで止める
風切通し
イケメンで仕事もできるし仕事や人生を楽しんでいるから応援したくなる!こういう姿勢ならこっちもいろいろ教えたくなる!
明日は金曜で雨じゃけぇ切った樋をビニールテープで巻いて雨が中に入らんように気を使う
中の仕事ではなく、外の仕事はやることが多いし慣れてないときつく感じるしきつい。
不思議なことに、”その仕事”に集中すれば成就する。”その仕事”に雑念がよぎれば運気が下がる。
補修の葺き直しもかっこいいが、新葺きもかっこいい!
前包部
シルガード土≒南蛮漆喰。シリコン入りで一発仕上可能。赤玉赤土の約6倍の強度がある
左官の仕事も汚れるためきつい
最初はならさず必要な量だけ置く
土は寝かすのではなく、立てる!
今回は前包の熨斗瓦の台に瓦桟木を使う。瓦桟木が曲がっていないか確認!
隣の熨斗瓦にせらすように置く
熨斗瓦の裏は滑り止めの突起がある
端は槌で割る
窓のサッシのところ等が歪んでいるため調整がいる
レーザーで確認したところ家が0.7°傾いているため、レーザーを使わず目で見て切子で真っ直ぐに調整
目で見て調整するのは、瓦の仕事で最も技術のいる作業の一つ
土を極力少なくし、立てる!熨斗瓦の側面が垂直になる角度が最高の置き方!
棟の折れカット部
裏はズレ落ちないようにするため横に切れ目を入れておく
棟内部の瓦の重なりと通気機能
地瓦のヒビと棟は最終確認を特に行い、微調整が必要であれば再度手直し
水糸
水糸で冠瓦を通す
65㎜パッキンステンレスパワービスは100%ステンレスではない…
穴が空いていたので削り、変成シリコンでシーリング処理
前の業者が吹付塗装で簡単な塗装しかしていない。アクリル塗料なのがまず間違い。
適切なシーリング処理ができていないので、水が溜まり隙間から雨漏り
塗料を削り、下地処理
錆止め塗料(シーラー)
外壁Vカット、Uカット
Uカット左官モルタル補修
軒樋は近年の豪雨で雨水の量が増えているため、深めの120mmにしました。樋は黒がかっこいい!
ほぼ新築!
追加工事で外壁塗装も施工させていただきました
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