#三原市梅雨入り前の雨漏り修理調査依頼

例年、梅雨入り前のこの時期は雨漏り修理調査依頼が多く、今回は特殊な事例でした。

増築前の屋根

天井のシミは雨漏りではなく、害獣の糞尿によるものでした。糞の大きさからおそらくイタチかハクビシン辺りでしょうか?

ここの近くには新築以前に鶏舎があり害獣が住みやすい環境であったことも要因のひとつです。

外壁のエアコンのダクトの穴や前包み部熨斗瓦と水切板金の隙間等から出入りしていることが多いです。

雨漏りは一筋縄でわかるものではなく、経験が必要です。その経験がなければ、雨漏り修理だけでなく、屋根の新葺き(新築)、特に葺き替え(修繕)は大工等応援の方ができるものではありません。必ず施工現場の瓦職人や屋根職人の親方に逐一報告し、親方の指示通りに施工していただかないと、施工ミスにつながります。新築はまだしも、葺き替えの場合は、施主様が住居にお住まいになられているため、新築の3倍の労力と神経を使います。勝手な判断で施工されたら困る。

#科学実験最高気温37.0℃瓦で目玉焼きは焼けるのか!?

ぼくが丁稚奉公のときに親方に、「真夏の屋根の上の瓦で目玉焼きが焼けるくらい上の仕事は暑くてきついから、下の手元仕事は10年辛抱しないといけない!」と言われた。8年経った現在は独立しており、今、科学実験をすることにした。瓦の周りにコーキングを塗る
スタート。賞味期限切れの生卵を使用
11時20分
14時10分
15時15分

最高気温37℃でも瓦部表面は70℃くらいにしかならず、目玉焼きは焼けない。手元仕事で10年辛抱しないといけないというのは何の根拠もない!上の仕事は死ぬくらい暑くてきついんだという恐怖心を抱いただけだった…

結論は何をするにしても自分が経験しないと何もわからないということ。”隣の芝は青く見える!”自分が経験すれば人に教えることができる。

#日本三大瓦#産地

現在の日本三大瓦と産地は
石州瓦(島根県江津市石見地方)、
三州瓦(愛知県名古屋市三河地方)、
淡路瓦(兵庫県淡路島)です。
石州瓦は主に西部江津市石見銀山の石見地方から採れる粘土状の土で造られる石見焼と、東部出雲地方の来待石から採れた石や砂鉄から造られる釉薬でコーティングする来待瓦きまちがわらが有名です。三大瓦のなかでも製造焼却温度が最も高いため、耐衝撃性、耐熱性や耐久性が極めて高く、また冬の雪や凍害にも強い超高級屋根材です。


広島屋根瓦

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