#西区菊間瓦いぶし瓦シルバー64判葺直し垂木横打ち補強野地板屋根板交換修理#リアルタイム投稿

2025年9月19日現在の工事です。7月頃に屋根瓦修理依頼があり、2ヶ月近くお待ちいただいていました。
以前解体業者の見積りが500万円前後だったらしく、解体ではなく屋根瓦修理をし維持していくことにされました。
2ヶ月前に置いた普通の安い土嚢袋は夏の直射日光と紫外線で2ヶ月程度で朽ちる。
長年雨漏りを放置していたため、屋根板や垂木、桁が腐っており、シロアリが入っている。
菊間瓦いぶし瓦シルバー64判ろくし。
シロアリが入っている。
赤土、木くず、枌そぎ(杉皮)くずの中にシロアリがたくさんいましたが、できる限り掃除をしました。今回の修理で雨が侵入しなくなり、乾燥すればシロアリもいなくなるかもしれません。
モルタル壁のため端隠しがつけれないので、モルタルから垂木にビス止め。これで軒の強度が多少上がると思います。改修工事は咄嗟の判断と知恵が必要な職人仕事です。今頃の新築工事ではこのようなごうな仕事はほぼない。
瓦桟木かわらざんを打ち付けるときには軒の垂木を触り、そこに差し金さしがねで垂木印をつけておく。こうすることで釘が垂木から外れず野地板屋根板をしっかり垂木に打ち付けることができ、軒天井から釘がはみ出して見えることがなくなります。今頃の新築工事は軒天井が袋になっており、釘がはみ出しても下から見えることがないため比較的簡単で効率的な作業になっている。
昔の瓦は基本的に土葺きのため穴が開いていなかったり穴が小さいため、ドリルで穴開けをする。改修工事はこのような手間仕事がものすごく多く、新築よりも時間がかかります。新築よりも改修工事の施工金額が相対的に高いのはこのためです。
穴開けしたら瓦用ステンレススクリュー釘で止める。
2025年9月19日現在の工事は以上です。
2025年9月21日現在の工事です。
この邸宅は築70年で新築当時は今のルーフィングという防水シートはなく、枌そぎ(製材所で出た作業屑スクラップの杉皮)を重ね合わせ、2次防水を行っていた。その後、杉皮を製材所で製造するようになり、アスファルトフェルトというアスファルトを染み込ませた紙になり、現在はゴムアスアスファルトルーフィングという分厚いルーフィングになっている。当店はアスファルトルーフィングではなく、スノボーのウェア素材や登山用のオムニテックのような素材の防水通気ルーフィングを使用しております。
端隠しは軒樋から外れた水が散ることがあり、腐る要因でもあるため、端隠しをベンガラで塗装する。今回は知恵を絞り、板金をカバーすることで端隠しが濡れないようにする。これが本物の職人仕事。普通なら板だけでまぁいいやとなるかもしれないが、本物はまぁいいやというような施工はしない。今頃の新築ばかりしている業者の作業員ではこのような仕事はできないし、役物等元請け会社も用意できていない。施工作業員は材料が用意されていないと作業も何もできない。プレカットのような柱を予め製材所大工職人がカットしているものをプレートで打ち付けたり、屋根板コンパネとルーフィングが敷いてある屋根を葺くのは改修工事よりかは遥かに容易。そのため、改修工事は予め値段を設定することが難しく、現場現場で見積書をつくらなければならない。予め値段を設定してそのとおりの金額でする業者がいないのはそのためです。蓋を開けたらここが腐っているから追加でこれだけ追加分をくださいと後から後から言っても施主様や元請け業者は納得しないし、それも考慮した上で前もって現調現地調査をし、見積書を先に出すのが一般的です。見積額は業者により違うため、施主様や元請け業者は2社以上の相見積りをとることで適正価格を出すことができ、安価に施工することができます。いざオペレートに入り、実際は思っていたよりひどかった場合は、ひどすぎる場合を除き、無償のサービス工事という形になり、施工業者が泣くことになってしまいますが、お客様が喜んでくださればうれしいというようにしています。
掃除。
地面に無垢の木を置くとシロアリが湧く。雨漏りも放っておくと柱や桁等駆体にシロアリが湧いてしまい、家が長持ちしないため、雨漏り修理は一刻も早くしておく必要がある。早くすればするほど工事が安易であり、結果安く済みます。
2025年9月21日現在の工事は以上です。
2025年9月22日現在の工事です。
菊間瓦いぶし瓦シルバー64判ろくし。
2025年9月22日現在の工事は以上です。
2025年9月24日現在の工事です。
害獣対策のため、メッシュと面戸を貼る。
新築ではないため、上合の落し口の位置と勾配が逆勾配にならないように設置。難しい。
ブロックをサービスで修理。2025年9月24日現在の工事は以上です。この度は3社による相見積りの上、当店をご指名してくださり誠にありがとうございました。今回の改修工事は難しい箇所も多く、現場での工夫が必要な工事でした。新築工事ではなかなかないような施工がありましたが、仕舞いをつけましたので、次回の雨で漏らないかご確認よろしくお願いいたします。もし雨漏りすることがあればすぐにやり直し手直し修理をいたしますのでよろしくお願いいたします。

#安佐南区淡路瓦シルバー切妻巻替え積直し漆喰修理前包み三日月漆喰補修#リアルタイム投稿

2025年5月25日現在初日。他社工務店が飛込み営業の訪問販売を行い、その後施主様から当店へお問合せをいただき、当店をご指名してくださり、屋根瓦棟巻替え漆喰修理をさせていただくことになりました。
新品瓦よりも安価な施工の再利用施工を選ばれたため、再利用できる瓦は再利用するがコーキングはこそぎ落とさなければならない。
屋根板がうねっているため地瓦がうねっている。棟を真っ直ぐ積み直すと地瓦がうねっているため口が開く。新築ではないため地瓦のレベルと棟のレベルを調整しながらの積直し漆喰修理になる。こういった屋根はただ真っ直ぐにすればいいわけではないため新築よりも難しい。レーザーを使えばいいという問題ではないのはこのこと。
費用を抑えた修理を希望されたため、予備瓦としてリサイクル瓦を使用。熨斗瓦のリサイクル瓦を使用する際は20回以上熨斗瓦と熨斗瓦を叩き合わせ、強度が十分確認されたものだけを使用する。また、目視により焼きムラがない瓦や欠けていない瓦だけを使用。
2025年5月26日現在の工事です。
アンテナの針金の先端は目を突いたり引っかかって服が破けるためプライヤーで先端を巻いて処理。
冠土がぼそぼそになり、端にこぼれ、その土が水を引っ張り、赤土が濡れている。
コウモリのサナギの抜け殻?
端の一部の土はぼそぼそになっておらず、水を引っ張っていないし濡れていない。
コーキングをカッターで削ぎ取らなければ隙間ができるためすべて取る。再利用瓦は材料代を安くできるが、こういった処理に時間や手間がかかる。施主様に少しでも工事代を安くするためにこういった処理を惜しまない。
ステンレスの針金がニ段目から一周巻いてあるため、過去に一度補修していることがわかる。赤土による補修のためおそらく20年くらい前の2000年〜2005年前後に巻替えを行っている。今回はモルロック漆喰一発仕上げのため30年以上は大丈夫だと思います。
コウモリのサナギの抜け殻があった下の部分は赤土がかなり濡れている。コウモリもある程度の湿気が必要なのか、または赤土が抜けて隙間があるから入ったのかわからないが、雨漏りしてもおかしくない状態なのは間違いない。
2025年5月27日現在の工事は以上です。
2025年5月27日現在の工事です。
コーキングをきれいにこ削ぎ取る。
折れ瓦の下の土が多いが隙間は少ない。
折れ瓦の土が多すぎて高くなり隙間が開いている。葺いた職人の土の量が多すぎのところや少ないところがあるため、瓦のレベルがずれ、地瓦と棟の口が開いているところと開いていないところがあり、棟がうねっているように見えたが、棟もうねっていた。新葺きの場合はこういったうねりを直すことができるし、野地板屋根板の上からコンパネを貼るため屋根板が真っ直ぐになるためかなり真っ直ぐにしやすい。棟巻替え修理のみの場合は折れ瓦の下の土のレベルまでは行わないため、折れ瓦のうねりや棟のうねりはすべて解消できない。応援の方を呼んでいたり、従業員がいればやらなくていいとかしょうがないとかという話になり、また人件費等のことも考えると8割方の業者は折れ土をそのままにしレベル調整を省き、巻替えを行うようになると思う。しかし今回は一人で作業しているため折れ土を取り除きレベルを通すことにする。折れ土を取り除く際に地瓦が滑り落ちるリスクもあり神経を使い大変な上、施工日数は通常より1.3倍かかって長くなったり遅くなったりするが余計な人件費がかからないため丁寧な施工を優先する。なぜならば自分の日当利益を減らしさえすれば済む話なので難しい話ではない。一人でやって工事期間が長くて遅いねと思われても納得がいく仕事をし、長期的にみればお客様の利益になるような工事を選びます。
赤土を取り除き瓦桟のレベルにしたが瓦がひわっているためガタガタ。フクハラというメーカーで当時のごんろく淡路シルバーのため致し方ない。棟との間隔は多少解消されたがこれ以上どうしようもない。
赤土が濡れていた箇所のルーフィング部。ここ3日くらい雨は降っていないが水滴が残っていました。
雨漏りする直前でした。
飛込み訪問販売の方が来られたことで今回当店にお問合せいただき巻替え積直し修理をさせていただくことになりましたが、怪我の功名!?ではないが、修理しておいて大正解でした!雨漏りする直前で修理できてよかったです!
コウモリのサナギの抜け殻かと思っていたら葉っぱに巻かれた何かの昆虫の幼虫でした。
昔、真夏の瓦の上で目玉焼きが焼けると言っていた親方が茶色の薄皮のものをコウモリのサナギの抜け殻とか言っていたがこれも間違いでした。また、赤土がぼそぼそになるのも赤土の中に菌がおり、それが赤土をぼそぼそにするとも言っていたが多分間違いです。いにしえでは赤土を土場で3ヶ月くらい寝かし、赤土の中の菌を増やし、それを入母屋屋根瓦葺きに使っていたという話があります。むしろ菌が多ければ長い間赤土の強度が保たれ、ぼそぼそになりにくいのだと思います。真逆のことを平気で言う人もいるため、人の話はよくよく精査しなければならない。
成虫はこの茶色の虫?もしかして蛍ホタル???
この棟も水が廻っている。ルーフィングフェルトを熨斗瓦の上に置いているのは初めて見た。雨漏りしにくいが、熨斗瓦と熨斗瓦の接着強度=棟の耐震強度は下がる。
2025年5月27日現在の工事は以上です。
2025年5月28日現在の工事です。
水が廻っていた棟は折冠にスリット切込みを入れていなかったため中に水が入り込み、冠赤土に当たり赤土が水を引っ張ったんだと思います。またコーキング補修業者による熨斗瓦のシーリングもならしておらず、隙間が開いていたところから水が中に入り込んだんだと思います。
このように折冠瓦は水を切るためのスリット切込みを入れておく。隠しスリット。
折漆喰を入れる
できるだけ折瓦を真っ直ぐにしたが、瓦がひわっているためガタガタ。棟を真っ直ぐにしたら下がガタガタに見えるため調整が必要。
隠しシーリング。
仮置き。アンテナのところの地瓦が一番低い。
調整にかなり時間がかかりました。両サイドを高くし、アンテナのところを中間より低め、地瓦が高いところは熨斗瓦が当たるくらいまで下げました。難しすぎる。。
2025年5月28日現在の工事は以上です。
2025年5月29日現在の工事です。
地瓦の折瓦がガタガタ。中間ラインを軸にしたため微妙な通りだが致し方ない。施工前よりかはなだらかな通りにしました。
新築ではなく修理のため、屋根板や瓦自体がガタガタ。反対側も中間ラインを軸にしたため微妙な通りだが致し方ない。施工前よりかはなだらかな通りにしました。
だいぶ調整をしてなだらかにし、できるだけ地瓦ラインとのガタガタをガタガタじゃないように見せるようにする。真っ直ぐする方がはるかに簡単。真っ直ぐに糸を張るとアンテナのところは15cmくらい口が開き、ガタガタなのが強調されてしまい真っ直ぐにする方がおかしくなる。
この熨斗瓦の調整は、例えるならば築100年くらいの家の根太を調整床束やレーザーを使わず、モルタルのような柔らかい練り物でレベルを何度も調整するようなもの。マンションの部屋の壁内側垂木や大きな倉庫の下に置くブロックのレベル調整やタイル貼り、道路のグレーチングがカタカタならないような調整や外壁の赤煉瓦あかれんがを下地のコンパネ等がない状態でモルタル一発仕上げをするようなもの。コンパネや板金のような面積の広い材料を駆体にビスで打ち付けるようなメンブレン工法よりはるかに難しく、ひとつひとつが時間がかかる。左官業や練り物ができる業者が減っているのはこのためです。練り物の途中で昼食を摂ったり、夕方5時になったら帰ることもできない。夜9時になっても完成させないといけないときもある。もし固まってだめになれば再度解体し、一から作り直さなければならない。それを地面ではなく屋根の上で行うことは至難の技。途中雨が降ってきたらブルーシート張り?翌日再度解体やり直し?雨が止むまで待つ?スピード勝負の台熨斗瓦一段目です。
一番上の段をこれだけ狭くすれば雨が中に入りにくい。
雨が降る直前に完成させました。
2025年5月29日現在の工事は以上です。
2025年5月31日現在の工事です。
巴瓦は外側が低く、内側が高くなるような角度にする。この写真では左下がりの角度。右下がりにすると鬼瓦と巴瓦の間から水が侵入し、赤土からの雨漏りを引き起こす。
巴瓦の角度により、鬼瓦と巴瓦の隙間から雨が侵入することがあるので隠しシーリング。巴瓦を鼻垂れの角度にすることで隙間から水が入ることはないが万が一のため、隠しシーリングはルーティーンワークにしています。
捨谷水切板金が錆びても雨漏りしないように隠しシーリングで処理しておく。
2025年5月31日現在の工事は以上です。
2025年6月1日現在の工事です。
こういった隙間から雨が侵入し、赤土に当たり水を引っ張り、雨漏りを引起こす。
雨が吹き込んでもL字板金の捨谷が入っているため雨漏りしない。当時は次から次に建てれば売れる粗悪住宅の突貫工事建売住宅が多く、捨谷を入れていない場合もあるためここから雨漏りしているケースも多い。また当時の粗悪住宅は柱もガタガタ、屋根板もガタガタで破風板で真っ直ぐに見せているだけの駆体も多い。そういった屋根を葺替えする場合はどこかで修正しなければならないため難しい修理になる。葺替えの際屋根板の歪みに関しては経年劣化等も含めコンパネを追貼りしなければならないのはそのためです。破風板の歪みは下から風切瓦を見たら飛び出ていたりぐねぐねするが致し方ない。そうならないように風切瓦をカットして調整する本物の職人もいる。大工でいえば垂木の化粧カットや丸太掛け、母屋や桁の垂木掛け、登り淀や広小舞、淀木設置といったところです。
捨谷板金。L字+折返しになっている。
前包み三日月漆喰下地処理。
捨谷板金の水の出口。あまり錆びていないので、ほとんど水は通っていない。この捨谷が入っていない場合、前包みの三日月漆喰の中の赤土が水を引っ張り雨漏りする。
ゴミすくいでここまできれいにしてブロアで吹かすが、今日は日曜日なので騒音や粉塵が近所のクレームになるので吹かさず、次回積み直す前に吹かす。
雨樋のゴミは刷毛が入らない場合は手で掃除。
コーキングだらけの撤去した熨斗瓦。これをこ削ぎ取るのに2時間はかかる。
ぼくの師匠が先日ちょうど淡路シルバー熨斗瓦が出たということで、わざわざ現場までご提供してくださったため、こちらを使用することにします。きれい!感謝です!次回必ず恩返しいたします。Give and Takeの精神は当然のことです!
2025年6月1日現在の工事は以上です。
2025年6月2日現在の工事です。
こちらの隅棟は水は廻っていない。
雨が降ってきたので冠瓦がんぶりをおそっておく。
軒先の赤土が少し濡れている。
台土は濡れていないので雨漏りするまでにはなっていない。
前包み三日月漆喰下地処理。
2025年6月2日現在の工事は以上です。明日は雨なのでお休みさせていただきます。
2025年6月4日現在の工事です。
こういった欠けも忘れずコーキング処理。
水が染まないようにすることで長持ちする。
前包み三日月漆喰補修。
2025年6月4日現在の工事は以上です。
2025年6月5日現在の工事です。
寄棟屋根で最も雨の侵入しやすい箇所が繋ぎ目部分。ここから雨が侵入し、隅棟の下へ下へと伝わり隅棟の中央辺りで水がオーバーフローする。また、ここの部分の台土の施工は隅棟を交点直前で終わり、固めてから翌日一段目をすべて仕上げるといったように、日にちをまたいでしまう場合があるので繋ぎ目部分になります。この繋ぎ目部分の赤土や漆喰は強度が他と比べて下がるため、ひび割れを起こしやすい。いわゆるコールドジョイントといわれる部分です。そのため、当店は折熨斗瓦と折熨斗瓦の繋ぎ目部分にコーキングを入れ、シーリング処理を行います。こうすることで雨の侵入を確実に防ぐことができます。また、水を速やかに排出させるために鼻垂れにせず少し鼻高にする。しかし、本当にお金がなく、できるだけ安く修理したい場合は棟を崩さずに冠瓦とこの熨斗瓦コールドジョイントを瓦の上からシーリング処理するだけでも雨漏りをしにくくすることができる。
コールドジョイント
コールドジョイントのシーリング処理
地瓦のアールの中央で交点をつくる。
コールドジョイント
コールドジョイントのシーリング処理
コールドジョイントのシーリング処理
2025年6月5日現在の工事は以上です。水が壁地に伝わらないように板金の角度を下げる。
2025年6月6日現在の工事です。
2025年6月6日現在の工事は以上です。
2025年6月7日現在の工事です。
隅棟折冠瓦は直角にカットする。
壁が直角のため。
2025年6月7日現在の工事は以上です。
2025年6月8日現在の工事です。
通りを通すために鬼瓦付近を高く仕上げました。
前包み部
#三日月漆喰補修
前包み三日月漆喰修理
#漆喰補修
漆喰修理
2025年6月8日現在の工事は以上です。
2025年6月9日現在の工事です。
#漆喰修理
漆喰修理
漆喰修理
瓦足場設置のため雨樋を外していたので、元に戻す。このとき雨樋を破損させたら弁償になるため、丁寧に戻す。今まで何度も弁償したため、気を使いながら行う。
瓦をカットした粉塵を掃除。
ブロアーで飛ばす前に掃除しておく。
雨樋掃除。
2025年6月9日現在の工事は以上です。この度はGoogleインターネット広告からお問合せをいただき、当店を選んでくださり誠にありがとうございました。また毎日のように差し入れをしてくださり本当にありがとうございました。雨漏りする前に修理でき、今後屋根や瓦、雨漏りの心配は20年〜30年はおそらくございませんのでご安心なさってください。

#南区大寒波!特注クールブルー色#石州瓦#S瓦45判#葺替え修理

是非、一度お越しください!!!
広島屋根瓦0120828278やねやねなっぱ
広島 屋根 瓦 修理 補修
7寸勾配の34.9°。10寸=1尺=45°勾配=矩勾配かねこうばい=掛け屋根かけやねかねやね=傾斜屋根けいしゃやねけしゃやね≒直角二等辺三角形。平成18年3月10日付の通達「「労働安全衛生規則」足場先行工法に関するガイドライン」3)では、「屋根足場なしでも屋根修理ができるケースを除いて、屋根勾配が6寸を超える場合に屋根足場の設置」が推奨されている。
10寸進んで10寸上がると45°。10寸進んで1寸上がると…
1寸=5.7°、3寸=16.7°、6寸=30.9°。急勾配になればなるほど伸び率が上がり屋根の面積が広くなる。10寸の矩勾配になると1寸の約1.4倍の面積になる。真上から見た航空写真の場合、見た目は同じでも、1寸屋根と10寸屋根で面積が約1.4倍違うことになる。
4寸=21.8°
間違えやすいのが1寸=4.5°と勘違いすること。10寸進んでここは0.8寸上がり、ここは0.7寸上がりというように10寸進んで一定寸の長さで上がらなければ意味がないので、4.5°勾配という考えはしない方がよい。
歩いたらすぐ割れるコロニアルカラーベストは屋根材ではない。今頃の枠組壁ツーバイフォー工法の新築戸建て住宅はコスト削減、効率重視のため、高級(恒久)である焼物の釉薬瓦はディベロッパーや建設会社も手が出せない。今頃の新築は残念なことに枠組壁工法、通称2×4工法で安価で細い外材木材にコンパネを貼り付け、短い工期でさくっとつくる一種の木質パネル式工法になっている。細い木のため、カラーベストコロニアル等軽いセメント樹脂材で屋根を形成するようにもっていっている。屋根業界の中では周知だが、カラーベストコロニアルは運送過程と荷下ろし過程の段階でヒビが入っていることが多く、ヒビが入ったものをそのまま使ってしまうことが多々ある。そのため低勾配のカラーベストコロニアル屋根は雨が侵入していることが多く、下地コンパネが腐っていることが多い。勿論雨漏りも多い。屋根材の選択を間違えると将来数百万円単位で損をすることになる。コストの面から建売り住宅なら致し方ない部分もあるが…
葺き替えは2日3日で終わるポン付け作業ではなく、半月〜1か月の間神経を張る作業。天気予報、雨雲レーダー等自然との戦いであり、最大は自分との戦い。雨樋工事も入れると2か月近い戦いの始まり。
特注カラーのクールブルーS瓦。1300℃近くで焼き上げる石州瓦は日本を代表する瓦。塗装不要且つ耐久性50年〜100年の国内最高峰。安い素材のカラーベスト等セメント樹脂系材料は10年〜15年に一度塗装をしなければならず、30年で約200万円以上塗装にお金がかかる。それだけではなく、苔が生えやすく、その苔が雨樋に詰まりオーバーフローすることが少なくない。
ステンレス針金はプライヤーの根本で切れる
地デジ、BSCSアンテナ撤去
胴縁ではなく貫板
よく、カバー工法といってコロニアルカラーベストの上から瓦を追葺するようなことをうたっている業者がいるが、重量鉄骨住宅ではなく3寸5分木造住宅の場合は、おおちゃくしてコロニアルカラーベストを撤去せず瓦を上から追葺した場合、過積載、過重量による柱の歪みでドア開閉ができなくなったり、石膏ボードやクロスが破損したりして、損害賠償による裁判になることがある。雨漏りさせるのは論外。
ケラバ捨て谷すてだに水切板金
新築のときにどうしても設置するようになっていることが多い天窓トップライトは雨漏りしやすいため撤去
石膏ボードを割らずに胴縁を撤去
絶対に石膏ボードを割らないように!
お客様のご希望の檜野地板屋根板
わしが瓦職人じゃっ!(笑)
軒はスターターを貼っている
スターターの下には水切板金があり、水をシャットアウト。波板施工の場合は水切板金は使わない。効率の悪い波板は手間と時間がかかり簡単そうにみえて実は難しい。
工事途中で日を跨ぐ場合、ルーフィングやブルーシートが捲れないように瓦桟木かわらざんや屋根板を縦にして釘や屋根足場やねあし圧縮あっしゅくで止める。横に止めると雨が降ったときに水が溜まり雨漏りする
ユニパー製瓦揚げ機ウィンチウインチ
10年に一度といわれる大寒波でも文句を言わず一生懸命仕事をしている
おおちゃくに上から投げればいいのではなく、近隣の方に事故や怪我や騒音、埃の問題を出さないように、なるべく割らずに下で手渡しして丁寧に処分。
以前、米国企業が特許を持っていたスノボーのウェア素材があり、それを応用した高級ルーフィング。水は弾くが通気性がある”通気エコルーフ”。アウトドアスポーツブランドColumbiaのオムニテックっぽいもので水は水玉になって流れる。通気性ゼロのムレムレになるGORETEXっぽくはない!
ルーフィングは軒、下からタッカーというホッチキスみたいなもので重ねながら止めていく。大寒波の大雪やみぞれ、雨に備えブルーシートを貼る
釉薬部が割れないように置く
瓦を1束ずつ上げるのは気が遠くなる
15㎜瓦桟木。この瓦のタイプの縦割りは262㎜ピッチ
瓦もただ置くだけではなく、計算された置き方
地瓦は瓦用ステンレス50㎜釘で打つ。今回は総止め
こうやってね、こうやるんよ。
はいっ!トンットンッパリンッあっ…
この瓦のタイプの横割りは275㎜〜285㎜ピッチ
この邸宅は285㎜ピッチで横割りを行いました
耐震棟工法強力棟仕上
今回は170㎜で瓦折れカット
瓦折れカットの粉塵ですべる
45㎜角垂木をビス止め
いちいち指示しなくても考えて仕事をしている。喉が乾いたとか腹減ったとか一切言ってこず、仕事と思って仕事を全うしている。
シルガード≒南蛮漆喰、シルガード土で隙間を左官
7寸丸冠瓦がんぶりを65㎜パッキンステンレスパワービスで止める
最近は残念なことに熨斗瓦を使う施工が少なくなっている
瓦の仕事は楽そうできつい。そのため瓦職人が減っている。写真で見るのと実際やるのは雲泥の差。
きつい瓦の仕事を楽しんでいる!
S瓦の場合唐草瓦の地瓦の部分に竜の背中面戸を広小舞に打ち付けることでスズメや蜂が入らないようになるし見栄えもよくなる。
水切板金カット
腰が痛いにもかかわらず一生懸命仕事をしている
一生懸命仕事をしていたら雑念がよぎらないし文句が出てこない
この邸宅のように木造枠組壁工法(通称2×4工法ツーバイフォー工法)の新築やあまり古くない家は2×4の細い木にコンパネを貼り付けてつくるため、モルタルや割ができているため真っ直ぐにできる!比較的簡単!
この邸宅ではありませんが、木造在来軸組工法の築40年以上前の家の補修は柱が歪んでモルタル壁が荒いので難しい!なかなか真っ直ぐにならないしコンパネ追貼やケラバ板金設置、小板瓦使用というようにかなり大変。当時の大工さんも次から次に仕事が入っているため突貫工事になり、破風板でごまかして真っ直ぐに見せている家が多い。かなり荒い仕事の上、左官屋さんもそれを基準にするため、モルタル壁がうねっているので、瓦の葺き替えは想像以上にごおなことが多い。しかし、今頃の枠組壁ツーバイフォー工法よりも昔の在来軸組工法の家の方が格段に強度は高い。最高に強いのはRC鉄筋コンクリート造、その次がS鉄骨造(重量鉄骨や軽量鉄骨)、2つを織り交ぜたSRC鉄骨鉄筋コンクリート造も強い。木造よりも値段は高いが、鉄筋や鉄骨、溶接建築の方がはるかに強度は高い構造物です。
一体型風切瓦、一体形袖。屋根周囲部の唐草の地瓦と風切瓦は65㎜パッキンステンレスパワービスで止める
風切通し
イケメンで仕事もできるし仕事や人生を楽しんでいるから応援したくなる!こういう姿勢ならこっちもいろいろ教えたくなる!
明日は金曜で雨じゃけぇ切った樋をビニールテープで巻いて雨が中に入らんように気を使う
中の仕事ではなく、外の仕事はやることが多いし慣れてないときつく感じるしきつい。
不思議なことに、”その仕事”に集中すれば成就する。”その仕事”に雑念がよぎれば運気が下がる。
補修の葺き直しもかっこいいが、新葺きもかっこいい!
前包部
シルガード土≒南蛮漆喰。シリコン入りで一発仕上可能。赤玉赤土の約6倍の強度がある
左官の仕事も汚れるためきつい
最初はならさず必要な量だけ置く
土は寝かすのではなく、立てる!
今回は前包の熨斗瓦の台に瓦桟木を使う。瓦桟木が曲がっていないか確認!
隣の熨斗瓦にせらすように置く
熨斗瓦の裏は滑り止めの突起がある
端は槌で割る
窓のサッシのところ等が歪んでいるため調整がいる
レーザーで確認したところ家が0.7°傾いているため、レーザーを使わず目で見て切子で真っ直ぐに調整
目で見て調整するのは、瓦の仕事で最も技術のいる作業の一つ
土を極力少なくし、立てる!熨斗瓦の側面が垂直になる角度が最高の置き方!
棟の折れカット部
裏はズレ落ちないようにするため横に切れ目を入れておく
棟内部の瓦の重なりと通気機能
地瓦のヒビと棟は最終確認を特に行い、微調整が必要であれば再度手直し
水糸
水糸で冠瓦を通す
65㎜パッキンステンレスパワービスは100%ステンレスではない…
穴が空いていたので削り、変成シリコンでシーリング処理
前の業者が吹付塗装で簡単な塗装しかしていない。アクリル塗料なのがまず間違い。
適切なシーリング処理ができていないので、水が溜まり隙間から雨漏り
塗料を削り、下地処理
錆止め塗料(シーラー)
外壁Vカット、Uカット
Uカット左官モルタル補修
軒樋は近年の豪雨で雨水の量が増えているため、深めの120mmにしました。樋は黒がかっこいい!
ほぼ新築!
追加工事で外壁塗装も施工させていただきました


広島屋根瓦

〒732-0012 広島県広島市東区戸坂新町2-11-9
電話:0120-82-82-78