#安佐南区淡路瓦シルバー切妻巻替え積直し漆喰修理前包み三日月漆喰補修#リアルタイム投稿

2025年5月25日現在初日。他社工務店が飛込み営業の訪問販売を行い、その後施主様から当店へお問合せをいただき、当店をご指名してくださり、屋根瓦棟巻替え漆喰修理をさせていただくことになりました。
新品瓦よりも安価な施工の再利用施工を選ばれたため、再利用できる瓦は再利用するがコーキングはこそぎ落とさなければならない。
屋根板がうねっているため地瓦がうねっている。棟を真っ直ぐ積み直すと地瓦がうねっているため口が開く。新築ではないため地瓦のレベルと棟のレベルを調整しながらの積直し漆喰修理になる。こういった屋根はただ真っ直ぐにすればいいわけではないため新築よりも難しい。レーザーを使えばいいという問題ではないのはこのこと。
費用を抑えた修理を希望されたため、予備瓦としてリサイクル瓦を使用。熨斗瓦のリサイクル瓦を使用する際は20回以上熨斗瓦と熨斗瓦を叩き合わせ、強度が十分確認されたものだけを使用する。また、目視により焼きムラがない瓦や欠けていない瓦だけを使用。
2025年5月26日現在の工事です。
アンテナの針金の先端は目を突いたり引っかかって服が破けるためプライヤーで先端を巻いて処理。
冠土がぼそぼそになり、端にこぼれ、その土が水を引っ張り、赤土が濡れている。
コウモリのサナギの抜け殻?
端の一部の土はぼそぼそになっておらず、水を引っ張っていないし濡れていない。
コーキングをカッターで削ぎ取らなければ隙間ができるためすべて取る。再利用瓦は材料代を安くできるが、こういった処理に時間や手間がかかる。施主様に少しでも工事代を安くするためにこういった処理を惜しまない。
ステンレスの針金がニ段目から一周巻いてあるため、過去に一度補修していることがわかる。赤土による補修のためおそらく20年くらい前の2000年〜2005年前後に巻替えを行っている。今回はモルロック漆喰一発仕上げのため30年以上は大丈夫だと思います。
コウモリのサナギの抜け殻があった下の部分は赤土がかなり濡れている。コウモリもある程度の湿気が必要なのか、または赤土が抜けて隙間があるから入ったのかわからないが、雨漏りしてもおかしくない状態なのは間違いない。
2025年5月27日現在の工事は以上です。
2025年5月27日現在の工事です。
コーキングをきれいにこ削ぎ取る。
折れ瓦の下の土が多いが隙間は少ない。
折れ瓦の土が多すぎて高くなり隙間が開いている。葺いた職人の土の量が多すぎのところや少ないところがあるため、瓦のレベルがずれ、地瓦と棟の口が開いているところと開いていないところがあり、棟がうねっているように見えたが、棟もうねっていた。新葺きの場合はこういったうねりを直すことができるし、野路板の上からコンパネを貼るため屋根板が真っ直ぐになるためかなり真っ直ぐにしやすい。棟巻替え修理のみの場合は折れ瓦の下の土のレベルまでは行わないため、折れ瓦のうねりや棟のうねりはすべて解消できない。応援の方を呼んでいたり、従業員がいればやらなくていいとかしょうがないとかという話になり、また人件費等のことも考えると8割方の業者は折れ土をそのままにしレベル調整を省き、巻替えを行うようになると思う。しかし今回は一人で作業しているため折れ土を取り除きレベルを通すことにする。折れ土を取り除く際に地瓦が滑り落ちるリスクもあり神経を使い大変な上、施工日数は通常より1.3倍かかって長くなったり遅くなったりするが余計な人件費がかからないため丁寧な施工を優先する。なぜならば自分の日当利益を減らしさえすれば済む話なので難しい話ではない。一人でやって工事期間が長くて遅いねと思われても納得がいく仕事をし、長期的にみればお客様の利益になるような工事を選びます。
赤土を取り除き瓦桟のレベルにしたが瓦がひわっているためガタガタ。フクハラというメーカーで当時のごんろく淡路シルバーのため致し方ない。棟との間隔は多少解消されたがこれ以上どうしようもない。
赤土が濡れていた箇所のルーフィング部。ここ3日くらい雨は降っていないが水滴が残っていました。
雨漏りする直前でした。
飛込み訪問販売の方が来られたことで今回当店にお問合せいただき巻替え積直し修理をさせていただくことになりましたが、怪我の功名!?ではないが、修理しておいて大正解でした!雨漏りする直前で修理できてよかったです!
コウモリのサナギの抜け殻かと思っていたら葉っぱに巻かれた何かの昆虫の幼虫でした。
昔、真夏の瓦の上で目玉焼きが焼けると言っていた親方が茶色の薄皮のものをコウモリのサナギの抜け殻とか言っていたがこれも間違いでした。また、赤土がぼそぼそになるのも赤土の中に菌がおり、それが赤土をぼそぼそにするとも言っていたが多分間違いです。いにしえでは赤土を土場で3ヶ月くらい寝かし、赤土の中の菌を増やし、それを入母屋屋根瓦葺きに使っていたという話があります。むしろ菌が多ければ長い間赤土の強度が保たれ、ぼそぼそになりにくいのだと思います。真逆のことを平気で言う人もいるため、人の話はよくよく精査しなければならない。
成虫はこの茶色の虫?もしかして蛍ホタル???
この棟も水が廻っている。ルーフィングフェルトを熨斗瓦の上に置いているのは初めて見た。雨漏りしにくいが、熨斗瓦と熨斗瓦の接着強度=棟の耐震強度は下がる。
2025年5月27日現在の工事は以上です。
2025年5月28日現在の工事です。
水が廻っていた棟は折冠にスリット切込みを入れていなかったため中に水が入り込み、冠赤土に当たり赤土が水を引っ張ったんだと思います。またコーキング補修業者による熨斗瓦のシーリングもならしておらず、隙間が開いていたところから水が中に入り込んだんだと思います。
このように折冠瓦は水を切るためのスリット切込みを入れておく。隠しスリット。
折漆喰を入れる
できるだけ折瓦を真っ直ぐにしたが、瓦がひわっているためガタガタ。棟を真っ直ぐにしたら下がガタガタに見えるため調整が必要。
隠しシーリング。
仮置き。アンテナのところの地瓦が一番低い。
調整にかなり時間がかかりました。両サイドを高くし、アンテナのところを中間より低め、地瓦が高いところは熨斗瓦が当たるくらいまで下げました。難しすぎる。。
2025年5月28日現在の工事は以上です。
2025年5月29日現在の工事です。
地瓦の折瓦がガタガタ。中間ラインを軸にしたため微妙な通りだが致し方ない。施工前よりかはなだらかな通りにしました。
新築ではなく修理のため、屋根板や瓦自体がガタガタ。反対側も中間ラインを軸にしたため微妙な通りだが致し方ない。施工前よりかはなだらかな通りにしました。
だいぶ調整をしてなだらかにし、できるだけ地瓦ラインとのガタガタをガタガタじゃないように見せるようにする。真っ直ぐする方がはるかに簡単。真っ直ぐに糸を張るとアンテナのところは15cmくらい口が開き、ガタガタなのが強調されてしまい真っ直ぐにする方がおかしくなる。
この熨斗瓦の調整は、例えるならば築100年くらいの家の根太を調整床束やレーザーを使わず、モルタルのような柔らかい練り物でレベルを何度も調整するようなもの。マンションの部屋の壁内側垂木や大きな倉庫の下に置くブロックのレベル調整やタイル貼り、道路のグレーチングがカタカタならないような調整や外壁の赤煉瓦あかれんがを下地のコンパネ等がない状態でモルタル一発仕上げをするようなもの。コンパネや板金のような面積の広い材料を駆体にビスで打ち付けるようなメンブレン工法よりはるかに難しく、ひとつひとつが時間がかかる。左官業や練り物ができる業者が減っているのはこのためです。練り物の途中で昼食を摂ったり、夕方5時になったら帰ることもできない。夜9時になっても完成させないといけないときもある。もし固まってだめになれば再度解体し、一から作り直さなければならない。それを地面ではなく屋根の上で行うことは至難の技。途中雨が降ってきたらブルーシート張り?翌日再度解体やり直し?雨が止むまで待つ?スピード勝負の台熨斗瓦一段目です。
一番上の段をこれだけ狭くすれば雨が中に入りにくい。
雨が降る直前に完成させました。
2025年5月29日現在の工事は以上です。
2025年5月31日現在の工事です。
巴瓦は外側が低く、内側が高くなるような角度にする。この写真では左下がりの角度。右下がりにすると鬼瓦と巴瓦の間から水が侵入し、赤土からの雨漏りを引き起こす。
巴瓦の角度により、鬼瓦と巴瓦の隙間から雨が侵入することがあるので隠しシーリング。巴瓦を鼻垂れの角度にすることで隙間から水が入ることはないが万が一のため、隠しシーリングはルーティーンワークにしています。
捨谷水切板金が錆びても雨漏りしないように隠しシーリングで処理しておく。
2025年5月31日現在の工事は以上です。
2025年6月1日現在の工事です。
こういった隙間から雨が侵入し、赤土に当たり水を引っ張り、雨漏りを引起こす。
雨が吹き込んでもL字板金の捨谷が入っているため雨漏りしない。当時は次から次に建てれば売れる粗悪住宅の突貫工事建売住宅が多く、捨谷を入れていない場合もあるためここから雨漏りしているケースも多い。また当時の粗悪住宅は柱もガタガタ、屋根板もガタガタで破風板で真っ直ぐに見せているだけの駆体も多い。そういった屋根を葺替えする場合はどこかで修正しなければならないため難しい修理になる。葺替えの際屋根板の歪みに関しては経年劣化等も含めコンパネを追貼りしなければならないのはそのためです。破風板の歪みは下から風切瓦を見たら飛び出ていたりぐねぐねするが致し方ない。そうならないように風切瓦をカットして調整する本物の職人もいる。大工でいえば垂木の化粧カットや丸太掛け、母屋や桁の垂木掛け、登り淀や広小舞、淀木設置といったところです。
捨谷板金。L字+折返しになっている。
前包み三日月漆喰下地処理。
捨谷板金の水の出口。あまり錆びていないので、ほとんど水は通っていない。この捨谷が入っていない場合、前包みの三日月漆喰の中の赤土が水を引っ張り雨漏りする。
ゴミすくいでここまできれいにしてブロアで吹かすが、今日は日曜日なので騒音や粉塵が近所のクレームになるので吹かさず、次回積み直す前に吹かす。
雨樋のゴミは刷毛が入らない場合は手で掃除。
コーキングだらけの撤去した熨斗瓦。これをこ削ぎ取るのに2時間はかかる。
ぼくの師匠が先日ちょうど淡路シルバー熨斗瓦が出たということで、わざわざ現場までご提供してくださったため、こちらを使用することにします。きれい!感謝です!次回必ず恩返しいたします。Give and Takeの精神は当然のことです!
2025年6月1日現在の工事は以上です。
2025年6月2日現在の工事です。
こちらの隅棟は水は廻っていない。
雨が降ってきたので冠瓦がんぶりをおそっておく。
軒先の赤土が少し濡れている。
台土は濡れていないので雨漏りするまでにはなっていない。
前包み三日月漆喰下地処理。
2025年6月2日現在の工事は以上です。明日は雨なのでお休みさせていただきます。
2025年6月4日現在の工事です。
こういった欠けも忘れずコーキング処理。
水が染まないようにすることで長持ちする。
前包み三日月漆喰補修。
2025年6月4日現在の工事は以上です。
2025年6月5日現在の工事です。
寄棟屋根で最も雨の侵入しやすい箇所が繋ぎ目部分。ここから雨が侵入し、隅棟の下へ下へと伝わり隅棟の中央辺りで水がオーバーフローする。また、ここの部分の台土の施工は隅棟を交点直前で終わり、固めてから翌日一段目をすべて仕上げるといったように、日にちをまたいでしまう場合があるので繋ぎ目部分になります。この繋ぎ目部分の赤土や漆喰は強度が他と比べて下がるため、ひび割れを起こしやすい。いわゆるコールドジョイントといわれる部分です。そのため、当店は折熨斗瓦と折熨斗瓦の繋ぎ目部分にコーキングを入れ、シーリング処理を行います。こうすることで雨の侵入を確実に防ぐことができます。また、水を速やかに排出させるために鼻垂れにせず少し鼻高にする。しかし、本当にお金がなく、できるだけ安く修理したい場合は棟を崩さずに冠瓦とこの熨斗瓦コールドジョイントを瓦の上からシーリング処理するだけでも雨漏りをしにくくすることができる。
コールドジョイント
コールドジョイントのシーリング処理
地瓦のアールの中央で交点をつくる。
コールドジョイント
コールドジョイントのシーリング処理
コールドジョイントのシーリング処理
2025年6月5日現在の工事は以上です。水が壁地に伝わらないように板金の角度を下げる。
2025年6月6日現在の工事です。
2025年6月6日現在の工事は以上です。
2025年6月7日現在の工事です。
隅棟折冠瓦は直角にカットする。
壁が直角のため。
2025年6月7日現在の工事は以上です。
2025年6月8日現在の工事です。
通りを通すために鬼瓦付近を高く仕上げました。
前包み部
#三日月漆喰補修
前包み三日月漆喰修理
#漆喰補修
漆喰修理
2025年6月8日現在の工事は以上です。
2025年6月9日現在の工事です。
#漆喰修理
漆喰修理
漆喰修理
瓦足場設置のため雨樋を外していたので、元に戻す。このとき雨樋を破損させたら弁償になるため、丁寧に戻す。今まで何度も弁償したため、気を使いながら行う。
瓦をカットした粉塵を掃除。
ブロアーで飛ばす前に掃除しておく。
雨樋掃除。
2025年6月9日現在の工事は以上です。この度はGoogleインターネット広告からお問合せをいただき、当店を選んでくださり誠にありがとうございました。また毎日のように差し入れをしてくださり本当にありがとうございました。雨漏りする前に修理でき、今後屋根や瓦、雨漏りの心配は20年〜30年はおそらくございませんのでご安心なさってください。

#東区#広島屋根瓦#修理#補修#漆喰#雨樋#販売#葺替え#巻替え#積直し#畳直し#カバー工法#屋根塗装#防水工事

#東区#広島屋根瓦#修理#補修#漆喰#雨樋#販売#屋根塗装#防水工事

広島屋根瓦0120828278

広島県広島市東区戸坂新町2-11-9

瓦修繕交換、漆喰工事、雨樋修繕交換、波板交換、防水工事
瓦差し替え(数枚再利用または新品交換修理)、葺き戻し(部分撤去再利用または新品交換修理)、葺き直し(全部撤去再利用修理)、葺き替え(全部撤去新品交換修理)

#安佐北区#棟巻替え#ベニヤ軒天井交換修理#雨樋交換修理#ガルバリウム鋼板

棟の巻き替え修理依頼のお問合せをいただき、さらに、既存軒天井のベニヤからガルバリウム鋼板に交換修理、窓のアルミサッシ補修、雨戸戸袋撤去、波板交換等追加依頼をいただきました。感謝です!

当店は足場を組まずに作業ができる技術があるため、同じ工事でも同業他社に比べ、20万円以上お安くできるのが強みです!

“足場削減施工費削減利益還元”をモットーに広島県民から選ばれる瓦屋、屋根屋、雨漏り修理業者を目指しています!

【広島】の屋根修理をもっとお安く!!を実行していくリーディングカンパニーです!

広島屋根瓦 修理 補修 漆喰 販売 屋根塗装
広島屋根瓦 0120828278
広島 屋根 瓦 修理 補修
1F軒桁の垂木欠たるきがけの楔くさびが低かったのが原因!?か、窓の中央が下がり、窓や網戸が開きづらくなっている。
他社で窓サッシ新品交換見積が40万したそうです。当店はなるべく修理で安く済ませ、それでもだめなら新品にする提案をしています。
窓アルミサッシ、網戸アルミサッシを削る部分修理を選ばれました。
スムーズに動くようになりました。
雨戸戸袋撤去
雨戸戸袋撤去
雨戸戸袋撤去
雨戸戸袋4枚の重量で留め具部分のモルタルが割れてしまったので、最後にモルタル左官補修
6尺波板交換
瓦の仕事は足が痙攣し、つる。楽そうに見えてやってみたらキツかった…。屋根仕事は決して自慢できる仕事ではなく、いわゆる3K仕事のため、瓦職人、屋根職人、板金職人が減っている。
ぼくはそんなキツい屋根仕事を自慢できませんが、誇りに思っています。
応援の方も瓦の仕事はやりたくないという人も少なくない…
俄にわか大工が軒天井4mmベニヤ板を綺麗にまっすぐカットし、木工用ボンドでフィニッシュ追貼をしたが数年で剥がれている。
屋根屋ならではのリフォーム
屋根屋しかできないモダン&ハイカラ古民家風軒天井!
ハイカラ軒天井!かっこいい!
べろ~ん
面戸処理
面戸処理
ベンガラ塗料
水性なので、霧吹きで塗布
激渋軒天井
鬼瓦、巴瓦
足場削減施工費削減利益還元
風切瓦とその横の地瓦は矩手を取る
淀木よどぎ桟木は黄色く見えるため、スプレーで黒く塗る
土が風邪を引かないように不凍液を混ぜてあげる
巴瓦を銅線で止める
鬼瓦を銅線で止める
バッテラで台土を形成
糸を張り、通りを通す。地瓦と糸の間隔で地瓦の下の野地板屋根板が歪んでいるところがないか確かめる。歪んで下がっている場合は、微妙に熨斗瓦を下げなければかっこうが悪い。だからレーザーではなく糸を使う。レーザーでもできないことはないが、足が当たったりして落としたら壊れる。
コーキングを削ぎ取る
糸を張って熨斗瓦一段目の通りを通す
土が風邪を引かないように毛布をかけてあげる
特注ガルバリウム鋼板軒天井!かっこいい!
かっこいい!
雀口台すずめぐちだい
30年以上前の56判瓦にはなかった、2000年前後に改良された53判瓦のすずめぐち台により、隙間からすずめやコウモリが入らないようになった。そのため、近年ではコウモリの生息数がいにしえに比べ減っている。
左側に何かある!?
コウモリの糞!!
コウモリはペットボトルの蓋くらいの径から中に入り、コウモリハウスをつくる。ラス板をかじり、尿によってシロアリ被害みたいにラス板が朽ちる。それだけではなく、尿によって天井に雨漏りのような跡ができることもある。
冬至だろうが雪が降ろうがマイナス2℃だろうが仕事です。当店を選んでくださり、仕事をさせていただいていることに感謝です!!
瓦桟の淀木よどぎは水が入っても抜けるように少し隙間を開ける。また、唐草瓦を葺いたときに隙間から木の色が見えるため、スプレーで黒く塗っておく。お客様が気になるところは先に解決しておいた方がよい。
以前2F右妻側を増築されたそうです。増築後、1F妻梁、床梁が歪み、その上の垂木と野地板が歪んだため真ん中がへっこんでいる。窓や網戸が開きづらくなった原因は、垂木欠たるきがけの楔くさびが低かったのが原因ではなく、増築時の重量計算ミスもしくは計算していなかったか。増築請負業者、請負工務店、施工大工を相手取って裁判になってもおかしくない事例。屋根瓦カバー工法に関しても重量計算ミスは葺替請負業者、屋根瓦施工業者、施工職人を相手取って裁判になることがある。
前包の地瓦は座りが悪いため土を下に置き、座りをよくする
56判瓦ごんろくは40年以上前に製造された瓦のため、釘穴の向きが瓦桟木かわらざんに合っていないことがあるため釘と銅線で固定する。また、当時は鉄釘を使っているため、錆びることで膨らみ、瓦にヒビが入ることがある。現在は瓦用ステンレス釘が必須。
かっこいい!
かっこいい!
今日は冬至前日の12月21日。雪かきからスタート。豪雪地帯の方々の大変さがわかる。
カラーベスト屋根にある水切板金。以前カラーベスト屋根だったものを瓦に葺き替えている。
板金をカット
板金を折り、面戸をつくる
螻蛄羽通し、風切通し
新築のとき、登淀のぼりよどが曲がっているものを使ったのか、乾燥で曲がったのかわからないが、螻蛄羽瓦けらばがわら風切瓦かぜきりがわらがまっすぐに通らない。膨らんでいるところは葺きが甘くなり隙間が開いてしまう。カットすればまっすぐになるが、今度は瓦のレベルが合わなくなり、登淀の意味がなくなる…
葺いた職人が差葺さしぶきで葺いていたため、同じ差葺で葺き直した方が早いが、前の職人の墨を当てにしすぎてもだめ。その墨が正しいか確認をし、急所で仕舞っていく
両側の隙間が均等になるところで葺き戻し
山部と端部のレベルが合っていない。歩いたらカタカタ音がするのは、53判瓦が出た当初の2000年前後の焼き方がまだ縦に並べて焼いていた二等瓦で形が歪んでいるため。また桟掛さんがけといって釘で止めず、瓦桟に掛けているだけのところがあるため。それ以降寝かして焼く方法に変わったことで、形が格段に整い、現在では石州瓦のような一等瓦が主流になっている。また、現在新築はガイドライン工法により瓦を総打しなければならず、さらにカタカタ音がしないようになっている。3列に1列釘で止めるさんいちにする方が振動のショックを吸収する考え方もある。どちらがいいという訳ではないが、現在は補修はさんいちでもよいが、新築はガイドライン工法で総打しなければならない
螻蛄羽に捨谷が入っているため、以前カラーベスト屋根だったことがわかる。
登淀が腐っている。カラーベスト屋根はどうしても雨漏りしやすい。
俄大工が下からフィニッシュ追貼をし、ネイルが板金を突き抜けている…下から見れば見栄はよくなるが板金に穴が開いたら雨漏りしてしまう。
これが差し葺き
本当の葺き直しではないため上の地瓦の左のラインを取っていき、差し葺きで戻してもよい
玄関妻側の水の垂れが梁尻の蓋板金に当たり、雨が伝っているため、色が変わっている。放っておくと腐る。板の出が短いことや板金処理が原因。
足場削減施工費削減利益還元!
足場削減施工費削減利益還元!
日本国に遥かいにしえから伝わるべんがら黒塗料。カッコいい〜っっっ!!!
鬼瓦と巴瓦の間は隙間が開かないようにする。若干巴瓦が妻側に垂れるようにすれば中に水が回らない
土は立てる!
土は立てる!
足場削減施工費削減利益還元!
Panasonic NF-I型黒120mm角軒ポリカポリカーボネート樹脂正面打、60mm丸竪ステンレス打込金具
塗装のことも考え、普通のシリコンシーラントではなく、変成シリコンシーラントを塗る
乾いたら塗装
ガルバリウム鋼板唐草板金
横葺NSProかんたん横葺
ダンネツトップS&Sルーフ定尺横葺
壁際の取り合い部は板金を立ち上げておくことで正面からの風雨による逆水さかみず雨漏りを防ぐことができる
モダン&ハイカラ施工。名付けてモダカラ施工。カッコいい〜っ!!!
玄関妻側の水の垂れが梁尻に当たらないようにするため、螻蛄羽の板の出を梁尻の蓋板金より長くした。
鬼瓦の鬼漆喰はシーリング処理か塗装をしておけば耐久性がUPする
壁際は水が入るため、変成シリコンシーラントを塗り、塗装する
変成シリコンシーラントをただ塗るだけでは紫外線に当たるとパリパリになり割れるためだめ!地瓦部のコーキング瓦止めは小雨の日でも変成シリコンはくっつくが素地のままにすると劣化速度が早いため、コーキング瓦止めは普通のシリコンシーラントを使う。そもそも雨が降る日にコーキングは塗らない。
上合から軒樋が抜けないようにするためと葉っぱや苔、屁泥が詰まらないようにするためのストッパー
Panasonic NF-I型黒120mm角軒ポリカ樹脂正面打、60mm丸竪ステンレス打込金具
銅線でずれないようにする
縦樋のジョイント下部は抜けやすいためテクスビスで止めておく
苔と屁泥
屁泥掃除
波板は矩手を取りながら施工。サッシがない場合は糸を使い真っ直ぐにするのが基本。
波板というものは6尺一枚の延面積が約1.6㎡であり、横は910mmを波形に曲げて約600mmである。そのため、縦にカットすることで格段に強度が下がる。さらに縦にカットすることで延面積が狭くなり、耐熱性が格段に下がるため、真夏の熱でひわる。縦にカットするのではなく、重ねるのが基本。見た目よりも実用性重視!ギッカー鍵部や煙突のような障害物がある場合はそこに波板の真を持ってきて、コの字ではなくUの字と逆Uの字に貼る。屋根の最重要点はギッカー鍵部を基準に左右で割をするのが基本中の基本。瓦だけではなく板金も同じ。波板施工では、水切板金は使わず軒の出幅を少し長く取るようにし、裏側の逆流で軒樋外れにならないように軒樋との兼合いを考えておく。水切板金を入れる場合は波板ではなく、クイックルーフやSMルーフ、かんたん横葺S&Sルーフ定尺横葺のような板金施工にする。当店はもし雨漏りさせたらやり直しの賠償施工を必ずするように瑕疵担保責任期間を設けています。責任施工!!!お金をもらったら後のことは知りませんというわけにはならない。水が絡むことは難しいという所以です。

#科学実験最高気温37.0℃瓦で目玉焼きは焼けるのか!?

ぼくが丁稚奉公のときに親方に、「真夏の屋根の上の瓦で目玉焼きが焼けるくらい上の仕事は暑くてきついから、下の手元仕事は10年辛抱しないといけない!」と言われた。8年経った現在は独立しており、今、科学実験をすることにした。瓦の周りにコーキングを塗る
スタート。賞味期限切れの生卵を使用
11時20分
14時10分
15時15分

最高気温37℃でも瓦部表面は70℃くらいにしかならず、目玉焼きは焼けない。手元仕事で10年辛抱しないといけないというのは何の根拠もない!上の仕事は死ぬくらい暑くてきついんだという恐怖心を抱いただけだった…

結論は何をするにしても自分が経験しないと何もわからないということ。”隣の芝は青く見える!”自分が経験すれば人に教えることができる。



広島屋根瓦

〒732-0012 広島県広島市東区戸坂新町2-11-9
電話:0120-82-82-78